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エアコンのカビ防止|送風や暖房での対策方法

ハウスクリーニング

エアコンのカビ防止を、送風運転・暖房・冷房・除湿の使い方で手軽に対策する方法を解説します。送風は何分すればよいか、暖房でカビは死滅するのか、グッズの考え方や予防の手入れも確認できます。

目次

エアコンのカビ防止は送風運転で対策

カビ防止の基本は送風運転

送風運転の手順の図。1 冷房を使う、2 送風運転を3〜4時間、3 内部が乾く

エアコンのカビ防止・対策の基本は、冷房のあとに送風運転をして、内部を乾かすことです。目安は、3〜4時間です。リモコンの「送風」ボタンで切り替えられる機種が多く、冷房を使った日は、そのつど行うのが理想です。

送風は何分?時間は3〜4時間

使い方送風の時間
冷房を使った3〜4時間
除湿を使った3〜4時間
30分ほどで止めた内部が乾ききらないことがある

冷房を使ったら、送風運転を3〜4時間して、内部を乾かします。内部クリーンなどの乾燥機能がある場合は、取扱説明書で案内されている使い方を優先してください。

カビは湿気と汚れで増える

冷房を使うと、エアコンの内部には結露で水分がたまります。冷房を止めた直後の内部は湿度が高く、カビが育ちやすい状態です。

さらに、熱交換器・ファン・通風路にたまったほこりや汚れは、カビのえさになります。空気中の細かいほこりやカビ菌は、フィルターをすり抜けて内部に入るため、水分を残さないことと、汚れをためないことの、両方が必要です。

送風がない機種は冷房で代用

送風運転の機能がなくても、室温が設定温度より低いときに、冷房で送風に近い運転ができる機種があります。取扱説明書でこの方法が案内されている場合は、設定温度を最も高くして、3〜4時間運転します。

設定温度を高くしても、室温のほうが高ければ冷房が続き、内部は乾きません。設定温度の上限や室温に応じた動作は機種で違うため、取扱説明書を確認してください。内部クリーンがある場合は、その機能を使います。

内部クリーン機能は条件つき

「内部クリーン」がある機種は、冷房や除湿を止めたあとに、内部を乾かします。30分以上の運転後に作動する機種もありますが、動作する条件や設定は機種によって違います。

内部クリーンは、すでに生えたカビを取る機能ではありません。動作の内容や時間は、機種で違うため、取扱説明書で確認してください。内部クリーンがない機種は、送風運転で乾かします。

エアコンのカビ防止は暖房でも対策できる?

暖房の試運転は約10分

確認すること目安
設定温度最高(28〜30℃)
運転時間約10分
見るところ温風が出るか、異音や異臭がないか

暖房を使い始める前は、約10分の試運転で、温風が出るか、異音や異臭がないかを確認してください。これは暖房の動作を確かめるための試運転です。カビ予防のための乾燥とは分けて考えましょう。

異臭がするときは、内部にカビやほこりがたまっている可能性があります。使い続ける前に、掃除やクリーニングを検討してください。

暖房でカビは死滅する?

通常の暖房運転で、内部のカビが死滅するとは言えません。暖かい風が出ても、内部全体がカビを死滅させる温度になるわけではなく、汚れも残ります。

予防には、冷房・除湿後の送風運転や内部クリーンを使ってください。黒い点やカビのにおいが出ている場合は、暖房で対処せず、掃除やクリーニングを検討しましょう。

暖房を使う冬もカビ対策を続ける

カビ菌は一年中存在するため、冬も手入れが大切です。暖房シーズンの前に、冷房で使った内部を、送風運転で乾かしておくと、清潔に使い始められます。

エアコンのカビ対策は冷房・除湿・つけっぱなしの後も必要

運転モード別のカビ対策

運転モードカビ対策でやること
冷房使ったあとに、送風運転を3〜4時間して内部を乾かす
除湿冷房と同じく内部が濡れる。使ったあとに送風運転を行う
暖房使い始める前に試運転をして、異臭がないかを確認する
つけっぱなし内部クリーンの作動条件を確認し、止めたあとに内部を乾かす

冷房と除湿は、内部が濡れるため、使ったあとに乾かします。つけっぱなしで使う日も、止めたあとの乾燥は欠かせません。

除湿は使ったあとに送風

除湿運転も、冷房と同じしくみで内部が濡れます。梅雨や部屋干しで、除湿を長く使った日は、そのあとに送風運転をして、内部を乾かしてください。

つけっぱなしでも乾かす

冷房や除湿をつけっぱなしにすると、内部が濡れた状態が続きやすくなります。連続運転中に内部クリーンを行うかは、機種や設定によって違います。運転を止めたあとに内部を乾かすことを習慣にしましょう。暑い日は、乾燥のために無理に冷房を止めず、室温が下がった時間などに行ってください。

エアコンのカビ防止グッズ・スプレー・剤

防カビスプレーは内部に使わない

やってよいことと、やらないことの図。やってよいのは送風で乾かす、フィルターを掃除する。やらないのは内部にスプレーを吹く、運転中にスプレーを使う

エアコンの内部に、スプレー類を直接吹きかけるのは避けてください。防カビスプレーや除菌スプレーは、手軽に見えますが、故障のおそれがあります。

高濃度の成分が、基板などの電気部品や、熱交換器の冷媒配管に付着すると、腐食する可能性が高まります。除菌剤やお掃除スプレーも、内部に残った洗浄剤で、故障するおそれがあります。運転中のスプレー使用も、成分が内部に吸い込まれるため、避けてください。

故障すると、電子基板が壊れて運転できなくなる、室温を測るセンサーが壊れる、冷媒配管が腐食して「冷えない」「暖まらない」といった症状が出る、などの例があります。

誤って吹きかけたときの対応

内部に直接吹きかけたときは、自己判断で運転せず、エアコンのメーカーに対応を確認してください。使ったスプレーの商品名、吹きかけた場所や量、現在の症状を伝えると、相談がスムーズです。

室内で使ったスプレーの成分が吸い込まれた場合には、冷房で成分を洗い流す方法が案内されることもあります。ただし、洗浄剤を直接吹きかけた場合や、電気部品が濡れた場合にまで使える方法ではありません。異音や焦げ臭さなどがあれば、使用を中止してください。

防カビ効果を足すなら貼るタイプ

送風運転と手入れを続けたうえで、防カビの効果を足したいなら、貼るタイプの防カビ剤を選びます。迷ったら、らくハピの「貼るタイプ」が手軽です。エアコンの天面に貼るだけで、最長2か月ごとの交換で続けられます。

吹き出し口の汚れが気になるなら、同じメーカーの「スキマワイパー」で拭いてから、貼るタイプを設置します。

使う前に対応機種を確認

天井埋込タイプのエアコンには、貼るタイプは使えません。ワイパーは、フラップ(風向き板)が手で開かないタイプには使えません。購入前に、自分のエアコンのタイプを確認してください。

グッズより送風と手入れが先

カビ予防の基本は、冷房後に内部を乾かすことと、フィルターの掃除です。取扱説明書に沿って、この2つを続けましょう。グッズは、基本の手入れに加えて使うものです。

エアコンのカビ予防の手入れ

カビを防ぐ毎日の手入れ

  • 冷房・除湿を使ったら、送風運転をする内部の水分を、そのままにしません。
  • フィルターは2週間に1回を目安に掃除するほこりをためないことが、カビの予防になります。機種ごとの掃除方法や頻度は、取扱説明書で確認してください。
  • 暖房の前に、試運転で異臭を確認する異臭があれば、早めに手入れをします。
  • 使わない季節の前に、内部を乾かす秋に送風運転をして、冬に備えます。

カビを予防するには、運転方法と合わせて、汚れをためないことも大切です。汚れは、カビのえさになるためです。

フィルターは掃除機と中性洗剤

手入れは電源を切り、プラグを抜くかブレーカーを切ってから行ってください。エアフィルターのほこりを掃除機で吸い、水洗いできるものは洗って、陰干しで十分に乾かします。中性洗剤を使えるかは取扱説明書で確認しましょう。自動お掃除機能付きの機種は、ダストボックスも手入れします。

吹き出し口は拭いて汚れを取る

吹き出し口やフラップ(風向き板)、通風路の汚れは、やわらかい布で拭き取ります。汚れがひどいときは、水かぬるま湯を含ませて、よく絞った布で拭きます。

奥のファンや熱交換器は、取扱説明書の範囲を超えて、触らないでください。手入れの方法は、機種ごとの取扱説明書に従います。やり方は、次の記事で詳しく解説しています。

内部の洗浄は自分でしない

エアコン内部の洗浄は、専門の知識が必要なため、自分では行いません。掃除が難しい箇所や、不安なときは、無理をせず、専門業者に頼んでください。

エアコンにカビが生えているときの対処法

生えたカビは送風で取れない

送風運転や内部クリーンは、すでに生えたカビを取る方法ではありません。吹き出し口に黒い点が見える、カビのにおいがする、といったときは、防止ではなく、掃除やクリーニングが必要です。

内部のカビは、自分では洗えないため、分解洗浄ができる業者に依頼します。症状が出ているときは、体への影響も、あわせて確認してください。

エアコンのカビ防止・対策のよくある質問

送風は何分すればいい?

目安は3〜4時間です。内部クリーンがある場合は、取扱説明書に沿ってその機能を使ってください。必要な運転時間は、機種や使い方によって変わります。

内部クリーンがあれば送風は不要?

取扱説明書で内部クリーンによる乾燥が案内されている場合は、その機能を使ってください。作動条件や設定を確認し、乾燥運転の途中で電源を切らないようにしましょう。別に送風が必要かも、機種ごとの案内に従います。

防カビスプレーは意味ない?

エアコンの内部にスプレーを吹きかけるのは、効果以前に、故障のおそれがあるため、避けてください。防カビ効果を足したいなら、貼るタイプやワイパーなど、決められた場所に使う製品を選びます。

新品のエアコンもカビる?

使えば、新品でも内部に水分や汚れがたまります。冷房後の送風運転と、フィルターの手入れは、新品のうちから続けるのが安心です。

冬はカビ対策が不要?

カビ菌は一年中存在するため、冬も、増える前の手入れが大切です。冷房を使った秋のうちに、内部を乾燥させておくと、冬を清潔に迎えやすくなります。

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